発起人の想い
本事業の目的
①高校生主体のまちづくりを通して、生徒の地域社会における成長機会を創出する。
②八千代町への興味・関心を深め、郷土愛を育成し、人と地域の可能性を引き出す。
本事業に至った背景
茨城県結城郡八千代町は最近20年、5年ごとに約1,000人もの人口が減少しています(茨城県ホームページ・国勢調査より)。
特に若い世代の人口流出が顕著で、県内全体を見ても未来の地域を担うリーダーが不足していることに危機感を覚えました。
八千代町出身の僕ですが、今の子供たちに将来八千代町や茨城県に留まってほしくて、この事業を始めたわけではありません。
自分の生まれた地域に意識を向けず、何も行動せず、故郷を誇れないまま外へと出て行ってしまうことがとても悔しいんです。
「まちづくり」と聞いても難しそうだし、なかなか一歩踏み出せないテーマだと感じるでしょう。
また、今よく聞かれている「地域活性化」や「地方創生」の目指すゴールとは一体どこ(何)なのでしょうか。
そこで、僕は「まちづくり=地域社会における教育活動」と定義しました。
高校生にとって、まずは身近な好きなことややりたいこと、自分にできることから主体性をもたせることで、自由で発想豊かな地域活動を促進でき、同時に実社会でのさまざまなノウハウや成功(失敗)体験を提供できるのではないかと考えています。
そうした視点や経験は将来どの地域においても必要である一方、なかなか学生時代に機会を得ることができないと思ったので、今回僕の地元である八千代町をフィールドに選定し、多くの皆様にご後援とご協力を賜り、企画させていただきました。
若い世代の自己表現(実現)に向かう好奇心が原動力や成長への糧になり、自分の強みを理解し、また郷土愛を育てることが、今後の地域貢献を担うリーダーを生み、結果として地域活性化や賑わいの創出につながっていくことと信じています。
本事業の実施により得られる成果
・高校生の「楽しい!」「やってみたい!」を自己表現し、これまでにない斬新なまちづくりを推進することができる。
・学校現場での座学だけにとどまらず、地域社会で多くの人々との関わり合いを通して、生きたコミュニケーション(能力)を体験(体得)することができる。
・事業を継続していくことで、高校生間で相互に活動をサポートする仕組みや関係性を構築でき、中学生や地域住民にとってのロールモデルを示すことができる。
・八千代町や自分の故郷に対し、「地域に貢献したい」「自分の街に住み続けたい」と考える人々が増えるきっかけを創出し、未来の地域を担うリーダーを育成できる。